高層階のマンションの場合、風が強いので、夏場は窓を開けると気持ちよい風を取り込むことができます。そのため網戸にしているご家庭が多いと思いますが、網戸では日光も差し込むため、暑さも取り入れてしまいます。
また、マンションの高層階だからといって、不在時も窓を開けて網戸だけというケースもよく聞きますが、これは防犯上、問題となります。

この場合、エコアマドであれば、雨戸を閉めた状態で、日光をさえぎり、かつ風も通るので非常に便利です。

しかしながら、マンションの多くには、最初から雨戸がついていないことが多く、また後から所有者であっても勝手に取り付けることが困難です。それはベランダが共用部にあたるため、管理組合等の承認が必要であり、手間などが煩雑なことから導入をあきらめるケースがあります。

なお、今回、共用部の設備を痛めずに取り付け可能なエコアマド引き違いタイプ（エコ引き違い雨戸）を施工しました。

導入する場合は一応管理組合にお声がけなどをされたほうがよいかと思いますが、設備を痛めないで導入できます。
いわば、日よけのすだれをつけるような感覚で、もし退去する場合なども現状復帰が簡単にできますので話が早いです。

今回、お客様より施工事例公開を快諾いただきましたので掲載します。

■取り付け作業開始前
網戸はあらかじめ取り外しています。
この（掃きだし）窓の左右のスペースには余裕がなく、もし壁への穴あけ許可があったとしても、戸袋のある雨戸の取り付けは不可能です。

窓の下の方の様子です。

商品の採用に当たっては、取り付け可能幅など、メーカー担当者と十分に協議しました。
また、施工部位を考慮して標準部材から一部変更して、取り付けることになりました。

■アタッチメント取り付け

引き違いのエコアマドの外枠を既存の（掃きだし）窓に固定するための金具（アタッチメント）を取り付けました。
この金具の取り付けの際、既存の窓枠を傷つけないようにするための専用工具を自作しました。

■作業完了

引き違いエコアマドの外枠に、引き違いエコアマドを装着しました。
写真には既存の窓の障子２枚と、引き違いエコアマド２枚の４枚が写っています。

引き違いエコアマド２枚には、それぞれ網戸がついているため、引き違いエコアマドを施錠して、既存の窓の障子を中央で２枚重ねし、左右両方あけるようにすれば、日光が差し込まず、網戸があるので虫も入ってこず、風も通りやすくなり、いいこと尽くめです。

通常の雨戸レールにつけるエコアマドではこのようなことはできません。
なぜなら網戸がついていないため、既存の窓はどちらか片方だけ開けて網戸にしておかないと虫が入ってくるからです。

マンションだけど、エコアマドを使いたい方は、ご相談に乗りますのでご連絡ください。
（なお、窓の仕様によっては取り付け困難な場合があります）